この感覚は、独占できないものをあらかじめ諦めることで、自分を守る弱さの現れだとも思っています。

何かを独占したという安心感、それが崩れることに対する恐れや不安から、心のどこかで自分自身を守るための無意識の選択をしているのかもしれません。

そんな守りを必要とするほど、本当は誰よりも独占欲が強いのかもしれません。

独占欲を抱ける程に強く愛欲を駆り立てられる対象を持つ人達やそれをぶつけ合える関係性を築いている人達を、羨ましく思うことがあります。

大人になり、自分を守る為の逃げ道をたくさん覚えてしまった今、そんな対象にもし出会うことができるとしたら、それはある意味ではとても幸せなことなのかもしれないと感じます。

私が性において好む事の一つが「NTR(寝取られ)」。

普段は抑えている独占欲を駆り立てられ、解放できるそのようなシュチュエーションはとても興奮を高めてくれます。

「怒り」「淋しさ」「劣等感」そんな感情を性的な行為に落とし込み表現することで、普段抑えている感情を解放し興奮をより高めることができると感じています。

私との関係性にもし少し飽きてきたなら、時々そんな風に私の独占欲を刺激してみるのもいいかもしれませんね。

哉